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布おむつばなし
紙おむつの本当のつけ心地



「最近の紙おむつはすごいのよ!」
「おしっこ何回分も吸収してくれるし、サラサラだし!」
「だからわざわざ気持ち悪い布おむつを使わなくても…」


布おむつに携わる仕事をしていて、布おむつのことに興味を持っている方とよくお話をさせていただきますが、周囲の人(特に実母、義母、先輩ママ)からこういうことを言われたという方がとーっても多いのに驚きます。そういう方々には直接お伝えしていますが、改めてここで言わせてください。

それ、間違ってますよ。

正確に言うと、『おしっこ何回分も吸収してくれる』のは当たりです。だけど、何回分も吸収させちゃいけないので、やっぱり話の趣旨は間違ってるかなと思います。




東京家政学院大学での紙おむつの手部装着実験より

たいへん興味深い実験結果を紹介させてください。東京家政学院大学でおこなわれた紙おむつの手部装着体験です。対象は学生たち。おむつに関してはあまり先入観を持っていない学生たちの印象の変化が面白いです。

まず紙おむつ手部装着体験をする前の、学生たちの"紙おむつに対するイメージ”が下のグラフです。「むれそう」というイメージを持っている学生は11名いますね。ですが「熱がこもる」や「軽い、薄い」「不快」に関してはゼロです。






次に、実際に学生たちは、軽く拳を握って紙おむつを着けます。隙間がないようにテープもしっかりと。赤ちゃんにつけるのと同じように。もちろんまだおむつは濡れていません。この状態のまま15分過ごします。
その後、おしっこに見立てた36〜37度のぬるま湯100ccを吸収させて、さらに15分、手におむつをつけた状態で過ごします。

実験後の学生たち、紙おむつへのイメージはどう変わったのでしょうか。結果が下図の黄色のグラフです。





実験前と比べて大きく印象が変わったことが分かっていただけると思います。特に「熱がこもる 暑い 熱い」や「不快」に関しては実験前はゼロだったにも関わらず、実験後には多くの学生が実感しています。これはひとえに、身をもって経験したからに他なりません。

当然ながらCMでは良いイメージを持ってもらうために演出がされています。ですが実際に紙おむつを(手部であっても)着用してみたら、CMとまるで違うことに驚かされます。


※実験結果のグラフに関しては東京家政学院大学の実験データから抜粋した内容をグラフにまとめています。さらに詳細の結果はこちらからご覧になれます。




手軽にできる実験、やってみよう!

店主 増田も、何度も紙おむつ、そして布おむつも手部装着体験をしています。季節や天気によっても異なると思いますので、今でも色んなタイミングで繰り返しおこなっています。

正直言うと増田自身もこの実験で体感するまでは、紙おむつってサラサラなんだろうなと思っていました。でも大きな間違いであったことに衝撃を受けました。



店主 増田の主観による実験レポート

  布おむつ体験

肌に触れている部分が布(綿)なので、夏の30度以上あるときでも、暑さは感じるがべたつくことは少ない。冬季にはほかほかと温かい感じがする。
水を吸収させた後は、濡れた感じがダイレクトに伝わる。おむつが吸収してくれた後も手指に水分が残っていたりして冷たく感じる。(季節問わず)

結論:夏であればおむつが汗を吸ってくれるので意外と快適に過ごせる。冬は布特有の温かさがほっとする。水分を含んだあとはとにかくベチャベチャなので、できるだけ早く替えてあげるべきだと痛感する。


 使い捨て紙おむつ体験

つけた瞬間にモワっとした暑さを感じる。時間が経つと感覚的に「熱い」と感じるくらい熱がこもり蒸れる。内部の肌触りはサラッとしているが、内部の温度が高いのか、布おむつのときとは比較にならないくらい汗が出るので手指に不快感がある。ウエストの縁の部分が手首に当たって痒くなることもある。
水を吸収させた後は、意外と吸収が遅いことに驚く。水はしばらくおむつの中に溜まっていて、水を吸い込んでいくスピートは布おむつと変わらないか、むしろ遅いようにも感じる。しっかりと水分を吸収した後はさらに蒸れるし、内部の湿度の高さで不快感が強くなる。

結論:CMでは濡れたあとも湿気を逃がして快適と謳っているが、濡れたあとはもちろんのこと、濡れる前も非常に蒸れるので、誇大広告のような気さえする。夏でも冬でも紙おむつ内は暑く感じる。また、おしっこサインが出るのには数十秒〜数分のタイムラグがあることも発見。50cc程度では出ないこともあるので注意が必要。


以上。あくまで主観ですのでご了承下さい。

誰でも手軽にできる実験です。ぜひたくさんのお母さんに体験して頂きたい。
何も知らずに紙おむつを選ぶのではなく、自分自身も体感した上で、考えておむつを使い分けてほしいと思います。



さいごに…東京家政学院大学 植竹桃子先生の記述

「紙おむつはつけ心地が極めて快適であるように宣伝されているが、実際には宣伝どおり快適とは言えない(特に、排尿後ではおむつ内が高湿度になり、極めて蒸れて不快)という事実を確認し、さらに、このつけ心地の理解には、紙おむつを乾燥状態および湿潤状態にした上で手部装着実験を体験することが効果的である。
そして、宣伝どおりではない紙おむつのつけ心地にユーザーの理解を高めることの必要性、さらに、諸問題を抱える現代こそ布おむつの特徴・長所の理解を広めることの必要性を強く認識した。」

 

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